サー・サミュエル・フォールのプロフィール
Sir Sam Falle 略歴

1919年2月19日、ジャジィー島生まれ
第二次大戦時 英海軍に志願、駆逐艦「エンカウンター」乗務
1942年3月乗艦が日本海軍に撃沈され、3年間捕虜生活を送る
・「エンカウンター」勤務時の活躍をもってDSC for gallantry
(殊勲十字章)を授与される。
戦後英国外務省勤務、中東およびマレーシァ勤務の後、
シンガポール高等弁務官(現在大使昇格)、ナイジェリアの高等弁務官
クエート、スエーデン大使を歴任。
外務省退職後、EC(European Commission)ヨーロッパ共同体に勤める
EC代表としてアルジェリア勤務、アフリカ開発支援顧問として活躍
如何にこのフォール氏が日本の国益を守ってくれたかを
示すエピソードを恵隆之介の言葉でお伝えいたします。
1.現在も英国内には大東亜戦争中帝国陸軍の捕虜になった旧英国兵が、
その処遇を恨んで、激烈な反日活動をしております。
細川バカ首相の頃には、この首相がこの輩に謝罪し、
「慰謝料は在英の日本企業から払わせる」
と発言したものですから、大変な混乱を生じてしまい、
在英日本人会は大騒ぎになったこともありました。
ところが1998年4月29日、
フォール卿が、ロンドンタイムズに
「戦時中、日本帝国海軍に捕虜になったが友軍以上の処遇を受けた」
と投書したところ、
読者に感動を与え、
以降この反日活動は急速にトーンダウンしていきました。
しかし、この行為自体、
当時としてはそうとう勇気を要するものでありました。
2.1987年5月 東芝ココム事件が発覚し、
冷戦下まっただ中でかつ対日貿易赤字増大で米国内では、
もの凄い日本叩きが起きました。
またこの頃、欧米で、
大東亜戦争中の日本軍の行為をなじる動きがありました。
この時、米海軍のアーレイ・バーク大将らが日本擁護に動き、
騒ぎは沈静化しました。
実は米海軍機関誌「プロシーディングス」新年号に、
フォール卿が「騎士道」と言うタイトルで工藤艦長の行為を絶賛しており、
米海軍はこれを7ページにわたって特集したのであります。